8/1 パキスタン合宿2日目

朝起きて、朝飯を食おうとする。

日本では、朝食は代金に含まれてます的な話を聞いてたんですが、なんだか金をとられそうな雰囲気。

こんなとこで食ったら高いんじゃ…という恐怖心(?)から、さっさと出ちまおうという話になりました。

朝食クーポンはおろか、ルピーを持ってなかったもので…。

というわけで、まずは両替をしに出発!暑!


何でこんなに暑いのか?へこたれそうになりつつ、近くの銀行へ。

両替できますか?と聞くと、

No!

あ、そーすか。出来ないんですか。

どうやらそんじょそこらの銀行では出来ない模様。

こーなりゃでっかい銀行に行くしかない。

さっそくガイドブックを活用し、一番でっかそうなNational Bankへ。

ガイドブックにも、主要な銀行で両替できると書いてあるし。大丈夫さ。

で、行って聞いてみるとやっぱりNo!

なんで?あんた銀行でしょ?両替ぐらいしてよ~

じゃあマネーチェンジャーに行け。こう行ってこう行くとあるから。

曖昧な説明を頼りに探すんですが、見つかりません。

30分ぐらい探したところで、ようやくクラヤがそれっぽいものを発見。

「Stock Changer」とか書いてあって不安にさせられたものの、バッチリ両替できて一安心。

さあ、旅はこれからです。

両替屋を探して

昼ご飯を買って、早速出発。

まず、目指すのはタキシラという町。

イスラマバードから直線距離で20kmほどだからまあヨユーかな♪

と舐めてかかったんですがいざ走り出すと初日ということもあってか遠い…

イスラマバード

ってかイスラマバードでかい…行けども行けどもって感じです。

ようやく広い幹線道路にでてイスラマバードから離れるように進むと、行き先を示す道路標識を発見。

標識曰く…

Peshawar

Rawalpindi

Lahole


へ?

ぺシャワールは目指すべきタキシラ方面だが、後二つはイスラマバードから見てタキシラの反対だぞ?

このとき、海外ツーリングの最大の困難とは何かを実感。

つまり、道が分からない…

手元にあるのはパキスタン全土の広域地図と都市の地図しか載ってないガイドブック。

自分は今どこにいてどちらに向かっているのかが、アヤシイ。

疑心暗鬼になってしまった僕らは、じゃあ、イスラマバードに戻ってみようか、と守りの選択肢を選んで車線変更。

と、向こうから自転車に乗ってやって来るパキスタニ―が!

必死にタキシラ、タキシラ!と叫んでみると、指差したのはもともと僕らが向かっていた方向。

あってたんだ…

これからの道のりの長さに軽く絶望しながらも、指差された方向に向かってチャリをこぐ。

が、すぐに暑さに負けて小休止

あ…暑い

水が…熱い…マジで。

この後、間違えて自動車専用道路に突っ込みかけたところを警官に止められ、タキシラはこっちだ、と教えられてようやくタキシラへ行く道に入れました。パキスタンは警官、軍人が皆フレンドリーで親切。ありがたいです。

その道の途中、コーラを買いに道端の露店に寄る。

と、とたんに人だかりができる。

特に、ガキども。

さっさと飲んでここから逃げよう、と急いで段差を越えた瞬間、ワタクシ大西の自転車から悪魔の音が…

ぷしゅぅぅぅ

パ、パンクですと~

なんでこの場面で…

ともかく、この場を離れて直すしかない。

人だかりから100mほど離れて荷物をおろしだすと、やっぱりすぐによってくるガキども。

はじめは見ているだけだったが、修理をはじめてモノが散乱しだすといろいろモノ使って遊びだす。

カワイイ、ともいえるのかも知れないが、可愛さ以上に圧倒的にウザイ。

というか徹底的にウザイ。

良く見るとゴムひもが切れて後輪のハブに巻きついてるのを発見してしまった僕は、もしバシルーラを使えるのなら使いたい心境に陥っていました。

最終的にパンクは直ったものの、パンクしたチューブは強奪に近い形で奪われ、それを取り返す気力も出ないまま、タキシラに向かって走り出したのでした。あー疲れた。。。

タキシラに着くと、どーやら宿はPTDCしかない。

タキシラPTDC

PTDCとは、パキスタン国営の観光案内所みたいなもので、全国各地にホテル、モーテルを持っています。

あるのは良いのですが、高い。

3人で一泊980Rs。(1Rs=約2円)

まあ、パキスタンの物価に対して、ですが。

シャワーはすでに水しか出ませんが、暑いので気になりません。

水シャワー

初めてパキスタン料理を食べ、就寝。

タキシラの夕焼け

タキシラで犠牲になった人

コメントをどうぞ