今日は朝から晴れ。青空の中出発です。
心配された大西のチェーン周りですが、走ってみると意外と大丈夫…かと思われたのですが、少しでも自転車が揺れるとオートマチックに変速してくれるのは困ったもんだ。。。
重くなってくれる(スプロケの外側に落ちる)分にはまだいいんですが、軽くなるほうに変速するとすぐこげなくなってしまう。
しかも、そのままにっちもさっちも行かなくなってしまうので、止まって後輪を外さなければなりません。
ひじょ~に、めんどい。
ということで、ない頭で対策を考えました。
結果、ガムテープで内側の歯をまるっと覆ってしまうと、これが大成功。
以後、上記の理由でこげなくなることはありませんでしたが、頑張っている時に限ってオートマチックに重くなる所は改善されず。
しょうがないね。
おとといまでとは、景色が全然違っています。
木がない。
日陰もない。
ということで暑い…
暑いよ~
途中の町で補給をしていると、やっぱりガキどもがよって来……ない。
どーしたんだ?と、ホッとしながらも疑問に思っていると、村人達の言うことにゃ
3時間ぐらい前、ここからちょっと行ったところで土砂崩れが起こった
のだそう。
この村のガキどもはそれを見に行ったのか。
補給を終えて進んでいくと、やはり車の列ができている。
行く手を確認するとなんと橋が壊れているではありませんか!
今回は1台ずつ通るとかでなく、完全に交通はストップ。
そこで警官が言うことにゃ、
橋の復旧は5時ごろ
だそう。
うへぇ、そんなに待てねぇ…って顔をしている横から、たくましい歩行者達が半分吹き飛んだ橋の上を歩いて渡っていく。
別に警官たちも危ないから、と止める気配はないし、むしろ
自転車なら担いでいけるだろ
と言われたので問題なく渡りました。
いや、問題ないと思ってました。渡った直後は。
が、しかし
渡ると、やはり反対側にはなが~い車の列ができてる(ほとんどトラック)。
下り坂になっていたのでその横をシャーっと通り過ぎ、人と車がいなくなったぐらいのところにあった岩陰でクラヤとともに辻を待ってたんですが、待てども待てども来ない。。。
あれ?
うそ?
まじ?
パンクとか、単純なトラブルだったらいいのですが、状況が状況なだけにかなり心配。
迎えに行くかな、と思い始めたところでまた驚愕の事態発覚。
テントの骨がない
(大西の)銀マットと一緒になってたはずの骨がない…って、ありがちだ~
希望は薄いものの、もしかしたら落ちてるかもしれないので、辻を迎えに行くがてら大西が責任とって探しに戻ることに。
といっても、現実的にさっきの橋までしか戻れないし。。。
で、橋まで戻ると、橋のちょい手前(渡った直後あたりのところ)に辻がいて、なにやら自転車をひっくり返してる。
で、やっぱりその周りを子供たちが囲んでる。
辻「なぜか前輪がパンクしました…」
そーか、そーか。前輪か。
一応辻の無事を確認した後、橋まで戻ってみますが、やはりテントの骨はない。
そりゃ、そーだよね。ないよね。
変に納得した後、辻のパンク修理を手伝って、3人無事合流。
テントが役立たずの布と化したことを知ったクラヤは、その場でテントを投げ捨てたのでした。
ばかやろーっとな。
まあ、コレまでどおりならテントを使うことはなさそうだし、ギルギットまで行けば調達できるだろ。
不安というものはありませんでしたが、じゃあなんでわざわざ日本からテントを持ってきたんだ?
と、やり場のない思いにかられる2人と何もいえない大西。
とりあえず先に進もうか。
だんだん雲が多くなってくる。
そんな空模様を見つめる辻。
で、結局雨に降られる。
高速で下ってる途中だったので、巨大な雨粒がイタイ…
道は所々こんな感じで崩れてる。
橋も壊れるわけです。
たまに水が流れてるところがあるんですが、そのうち1つに触ってみるとなんと温かい!
温泉です。
残念ながら入れませんが。
Raikot Bridgeというでっかい橋を渡って川の向こう岸へ。
写真の右手にずっと行ったところに8126mのNanga Parbatがあるらしい。
いよいよ景色はすごいことになってきます。
いかにも崖を崩して造ったって感じのみちです。
崖と平原が交互に続き、アップもダウンも頻繁にある。
向こうには、青空が見える。
振り返るとそこにはNanga Parbat。
残念ながらピークは雲の中。こんなところにも、やはりモンスーンの影響が?
他の山も、曇ってきれいにピークを撮れないことが多かったです。
目指していた村の手前。
どうやらここは、Nanga Parbatのビューポイントだったらしいです。
ところが、前述のとおりNanga Parbat方面は曇ってる…
なぜかそんなところで、ラピスラズリを売っていた少年と記念撮影。
こんなのもよくありました。
かなりのガンバッタ・オツカレ感の中、目指していた村、Talechに到着。
ガイドブックには、この村のNAPWDのレストハウスに泊まれる、と書いてあります。
ところが、どこにもそんな看板はありません。
チェックポイントの人に聞くと、すぐそこに見える建物がNAPWDのレストハウスだという。
そこに泊まりたいんだ、というと、
It’s Army’s.
らしい。このとき、僕らは何も知らなかったので、まあ、とりあえず入っていこうか、と入ってみると中から銃を持った兵士があらわれ、言うことにゃ
ここはホテルじゃないんだぞ
らしい。
どうやら、ここNAPWDのレストハウスってものに泊まるためには事前の予約・承認が必要らしい。
困ったのは僕ら。
この村にはほかに宿もレストランもない。売店すら見つからない。
戻っても何もないことは分かりきったるので、ここは進むしかない。
ってなわけで、次の町、Jaglotまでこぐ羽目になったのでした。
TalechからJaglotまでは20km弱。
Chilasからだって実は76kmしかないんですが、疲れるんだ、KKHをこぐのは。
あのカーブを曲がれば…あの緑がたくさんあるところが…と思い込みながら延々こいで、ようやく到着。
宿はたくさんあるようで、そのうちまともそうなところに決めますが、常時停電&時々断水。
なんか7日目にしてもう黒いですが…これは写真のせい?
しょっぱいスナック菓子は補給として重宝。
幾ら食べてもなくならないし。
ベビースターラーメンタイプとそうでないのがあり、どちらも味はほとんど一緒だし、どちらにもマメが入っている。
SECRET: 0
PASS:
後ろの辻ちゃんが落っこちました、とかΣ(゚д゚;)
SECRET: 0
PASS:
もう笑うしかないなー
SECRET: 0
PASS:
大西、テントの骨無くし過ぎ。
きっと、また大西んちの傘立てに刺さってるよ。
SECRET: 0
PASS:
今確認してみましたがありませんでした。
なくしたときは
何でワシばっか!?
と思いました。この前にサングラスもなくしてるんですよね~実は。