御前山で困った!

11月12日(日)、前日の雨が嘘のような晴天。

ちょっと早起きして奥多摩にやってきた僕達。

今回は西宮がちょっと引っ掛けてきたブラッドさんも参加。

ないすつぅーみーちゅな握手をしてから走り出しました。

御前山01 御前山02

林道をえっちらおっちら…

御前山03

初めて行きましたが、御前山周辺は地形が激しくなかなか景色が素敵でした。

御前山04

山肌が広葉樹で覆われているのも新鮮に感じます。保有林なのかな?

御前山05

↑舗装路の終わり、

            そして山道の始まり↓
御前山06

走って、

御前山07

押して、

御前山08

担いで、

御前山09

転んで、

御前山10
ようやく御前山の頂上です。

風が冷たくて、記念写真ではしゃぐ気にはなれませんでしたね。ね?

御前山11

サクサク落ち葉をサクサク踏みながらサクサク下る。

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↑まだゴキゲンだった頃の僕達。ちょっと編集してみましたよ。

御前山12

下ったと思ったらすぐ担いで登ったり、

御前山13

担いで登った直後景色に心奪われたり、

御前山14

担いで下りたりしてると…

御前山15

怖い怖い片側崖地帯に突入。

御前山16

みんな、気をつけろよ!と思いながら走ってたら…

「落ちたぁ!」

「わー」

ガラガラ

「落ちた落ちた落ちた落ちた!」

バサササ

「うわー」

ガサガササー

「おーい」

「えぇー」

カランカランカラン

「ヤバイヤバイヤバイ」

「みんな落ち着けー!」

「大丈夫かー」

   ・

   ・

   ・

御前山17

この手前の切り株が全ての始まりだったのです。

御前山18

すぐに蔵屋くんとブラッドさんが落ちた奥村くんの元へ。

奥村くんは意識はしっかりしているけど、腰を打ってしばらく動けず。

御前山26
↑さらにMTB引き上げ作業中に石が落下して、よりによって動けない奥村くんを直撃。

西宮「まさに泣きっ面に蜂」

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落ちる過程を全て見ていたという辻ちゃんに「どーだったのよ?」と突撃インタビュー。(おいおい…

御前山19

応急処置を施され、何とか歩けるようになった奥村くん。

ブラッドさんは物凄く気配りが効いて、優しくて、頼れる本当の大人でした。

僕達も最低限の救急セットは持って走るべきだね…

御前山20

荷物と自転車と怪我人をみんなで分担して運ぶ。

御前山21

ここを登れば駐車場!ガンバレ奥村くん。

ドライブに来ていた老夫婦に事情を話して、奥村くんとMTBを五日市駅まで乗せて頂きました。

この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。

本当にありがとうございました。

しかし後で考えれば、少しの無理を言ってでも、より近くの奥多摩駅に下ろしてもらった方が良かったのです。

どんなにあせっていても、いや、あせる様な状況でこそ、人は少し深く考えるべきです。

何故なら後悔は先に立たないからです。

御前山22

奥村くんが五日市にいる以上、僕達も五日市に向かわねばならぬのです。

文章が固いのは、このときの寒さが蘇ってきているからです。

御前山23

「これが一番早く着く!」

ということで日が暮れようとしているのに山道を行くことに。

「えぇー」と思いました。

思いましたが…行くと決まったら、泣いても笑っても行くのです。

御前山24

↑コレがまだまだ明るく感じるくらいに暗い尾根道を走って走って走りました。

1時間弱は走ったかな?

僕は途中でコンタクトレンズが片方外れて、後半はほとんど勘で走っていました。

登山道は闇の中でぼんやりと白く見えるんです。

落ち葉が踏まれて、光の反射が他とは違うんでしょうね。

そのぼんやり白い筋を道と信じて進むんです。

…ええ。はい。大変です。疲れます。精神的に…

最短ルートを取るため、登山道から林道に出たのですが、

このときには完全に日が沈んでいて、目の前の立ち木も見えない状態。

携帯電話のライトを頼りに進みました。

ヘッドライトも必要だね…

御前山25
ようやく真っ当な道路に。

しかしここからさらに40分程全力で走らないと駅に着かないという…

寒さも最高潮で、4人縦に並んで風を凌ぎながら走りました。

んで、ようやく五日市駅に着くと奥村くんが救急車で運ばれていこうとしていました。

日曜のこの時間に開いている病院は少なく、受け入れてくれる病院を探していたのですが、

その分の時間の差で何とか間に合いました。

ギリギリだったけど、ともかく奥村くんと話せて本当に良かった。

頑張って走ってきた甲斐があった。

その後すぐに病院が見つかったので、電話番号を書いて渡して、あとは救急隊員の方にお任せしました。

次に奥村くんがそれまでお世話になっていた交番で色々事情を話して、お礼を言って…

最後は鼻を啜りながら駅のコンビニで買ったカップ麺を食べて、輪行袋に自転車を詰めて、拝島駅へ。

病院にいる奥村くんと連絡を取って、彼が自宅に帰る算段が付いたことを確認してから解散。

辻ちゃんと一緒に西武線に乗り込んで、二人「はぁー」とため息をついて、そんでお互いの顔を見て笑いました。

…以上、今日も体ボロボロのたろーでした。

ひょっとして、やせたかな?かな?

御前山で困った!」への5件のフィードバック

  1. oonisi

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    奥村のミク日記を見たところ、骨折などはないようでとにかく一安心。アソコはなれてない人は押していくべきですね。
    って2438さんも落ちてたけど…。
    そういえばあの時も親切な人に助けられたんだった。
    まあ、大怪我がなければ後々よい酒の肴になることでしょう。
    あと、あの担いで下ってるところは左に巻き道があって乗っていけます。近いうちにまた行きましょー

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  2. hiro

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    oh! sh*t!
    を地でいったのか・・・
    あそこは滑落したら怖いなぁといつも思いながら行ってたからなぁ。
    日曜はいけなくてすまぬかった。
    たろー>タイヤはまた今度。

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  3. hiro

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    記念写真で一番はしゃいでるのはタロ-じゃん・・・
    と突っ込んどきます。
    俺もこけまくってるころは打撲用のコールドスプレーとか応急処置セットもってってたな。いつぞやのほっさわの滝に駐車場に向けての舗装下りで砂にスリップして怪我した2438を介抱したこともあったっけね。
    夏は蜂蛇対策に毒抜き器(名前忘れた)ももってた方がいいよね。
    テーピング・ガーゼ・消毒液・コールドスプレーor叩くと冷たくなる保冷材・毒抜き器
    これは本当は山には必須だよねと昔は思って揃えてたけど、今はパンク修理道具すら持たずに行く自分でした…

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  4. けんし

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    今までで最も内容の濃い山サイだった・・・
    けど浅間尾根はほんと最高だった
    高速ジェットコースターコースで、ひさしぶりに言って、素晴らしさを思い出したぜ
    今週末、浅間再チャレンジか御前山の土日どちらか行きましょう。

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