たろーです。
北海道から帰ってきました。
そんなわけで、ぼちぼち報告していきますよ。
8月11日(土)
朝も朝、まだ薄暗い中出発。
北海道まで鈍行の旅のはじまりです。
使ったのは「北海道&東日本パス」、岩手の第3セクター区間も乗れて5日間有効で1万円。
青森-札幌間の夜行列車「はまなす」にも乗れちゃう、北海道への貧乏旅行では定番アイテム。
しかし定番すぎる上にお盆前ということで電車が混んでてビビる。
この日はダイヤが乱れてて盛岡で乗ろうとしていた第3セクターの電車を逃す。
JRなら乗り継ぎ待っててくれたのかもしれんけど、第3セクターは非情の定時運行…
しかたないので時刻表を見て盛岡-青森間は別の方向から回り込むことに。
しかし大回りになるので青森に到着するのが「はまなす」出発時間ギリギリ。
混みあう車内で、乗客皆でハラハラする。
「はまなす」は自分の身一つでも乗車をためらう程の混みようでした。
でもワタクシ、自転車持ってるんです。
サイドバッグも持ってるんです。
無理やり乗りました。
周囲ではそうとう道理がすっこんでいました。
ごめんなさいごめんなさいと謝りながら乗りました。
「はまなす」で輪行するならお盆周辺は避けましょう。
車内の様子。
これ、指定席の車両です。
不快指数MAX。
8月12日(日)
一晩耐えて耐えて、翌朝。
ようやく札幌。
もう輪行うんざり…
とか思ったけど、この日も永遠と輪行するのです。
電車待ちの間で下車した帯広に異様にキレイで立派な図書館。
あんな図書館東京に欲しいな。
同じく途中下車した釧路。こっちは案外何も無かった。
夜8時半頃、目的地・根室駅に降り立つ。
長かった…ひどく長かった…
移動に40時間って、海外旅行じゃあるまいし。
根室半島の先っぽ、納沙布岬は北海道の東の果て。
日本の最東端なのです。(我ら一般人が安全に到達できる範囲で)
というわけで(我ら一般人が安全に到達できる範囲で)日本一早く昇る朝日を拝むことに。
駅で聞いてみると、日の出は4時20分頃とのこと。
これは現地で夜を明かさないとダメだなと思って納沙布岬へナイトラン。
さっそくキツネと遭遇。
北海道スゲー!
納沙布岬への道はゆるく上り下りを繰り返す。
海から気持ちよい風が吹いている。
見上げれば満天の星空。
路肩に寄って止まり、ヘッドライトを消して眺めると流れ星が煌いた。
後で知ったけど、この夜見た流れ星はペルセウス座流星群の一片だったらしい。
駅から1時間ほどで岬に到着。
さて、どこにテントを張ろうか?と考えていると近くの茂みの中からガサガサと音がする。
何だか分からんがあんまり人を怖がらない愛い奴じゃった。
北海道マジで自然が濃いなと思いながら眠った。
東に住む人は幸せ♪生まれたばかりの太陽を、一番先に眺めることができるから♪
人に聞いたら、ここは霧が掛かることが多いらしい。ラッキー。
テントは灯台の脇に張ってみた。
(我ら一般人が安全に到達できる範囲で)一番東で野営した男、たろーです。
この写真で海に浮かぶ茶柱のようなものがロシアと日本の領海を分けているらしい。事実上。
あの先に行くとロシア人に撃たれるから注意しよう。
しかし、逆にロシア人がゴムボートに乗って納沙布に酒買いに来たときは撃ち返さなかったらしい。
ともかくこの朝からたろーの冒険の旅が始まったのでした。
続く。
北海道ツーリング①最果てへ
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