つづきです。
8月14日☀ 90km
やっと晴れた。さんさんと降り注ぐ太陽の光。清々しい朝を迎えた。洗濯物が見る見るうちに乾いていく。やはり夏はこうでなくては。
ここで大幅なルート変更をした。それまでの八戸から輪行し青函トンネルを通過して北海道に上陸する案から、青森からフェリーで函館に上陸する案へと改めた。やはり輪行はめんどくさい。一同舵を青森へときった。
途中安比高原を通過する。空は晴れ渡り、まさに夏という感じである。9日目にしてやっと夏合宿を感じた。
峠に到着 青い空
途中ショートカットを発見(通行止めの看板があったが「自転車なら行けるはず」と判断して無視した)。
ゼェゼェ あとすこし
そして現れたのが…
やっぱり駄目かぁ~。 ん!横から行けるぞ
無事通過できこの日は鹿角で一泊。明日もはれるといいな。
8月15日☀72km
今日も晴れた。きょうは十和田へと進む。ちなみにこの辺になると「毛馬内」「安比」「大別内」などアイヌ語由来と思われる地名が目につくようになる。かつてこの辺りにもアイヌの民族が暮らしていたのだろうか。その後どのような経緯で消えていったのだろうか。彼らの生活した痕跡は、地名に残るのみである。そんなことを思いながらペダルを踏んでいると、発荷峠に到着。展望台からは十和田湖が一望できた。
小休止 十和田湖の眺め
発荷峠 展望レストランで比内地鶏親子丼を食べた。美味なり!
ご機嫌になったところで、湖畔の木漏れ日の中を走り北上する。湖面が近い。
そして景勝地奥入瀬渓流に入渓。清らかな水がふんだんに森の中を流れていて美しい。水面を眺めながらゆっくりしたいところだが、景勝地だけあって人と車でごった返している。狭い二車線のためうっかりしていると轢かれてしまいそうである。なんとかスペースを見つけ散策開始。
癒される風景 落ちないように
この日は近くの十和田温泉に入り公園で野宿(刺す虫がいっぱいいた)。
8月16日☀62km
今日はいきなり上りで始まった。グイグイ上り一気に1000m付近まで登る。そこからは豪快なアスファルトのダウンヒル。八甲田の東側を回り青森へと下って行った。八甲田と言えばあの有名な雪中行軍遭難事件が起こった場所。極寒の八甲田で目的地にたどり着けず100名以上の兵士及び士官が命を落とした。今でもその亡霊が目的地を探して彷徨っているという。実際に多数の死者が発見された丘へ行ってみた。
事件の真相を報告したあと死亡した後藤伍長像
豚丼
あとは一気に青森まで下る。60㎞/phぐらいでかっ飛ばしたらあっという間に青森港に到着した。切符を購入し乗船。本州に別れを告げ北海道に上陸した。第一roundが終了し、11日間の東北縦断計画が完了した。
本州よさらば さようなら~
夏の思い出
つづく 文責ナガシマ
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アップありがと