夏合宿報告

8/25☀ 100km
 とうとう宗谷岬に着いた。東京からここまで一本の轍で繋がっていると思うと、達成感でいっぱいになった。お決まりのポーズ。
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奇跡的に天気に恵まれ、遠くにサハリンの山々が見えた。ここが国境なのか…
しばらく周辺を彷徨い、日本最北端のガソリンスタンドでガソリンストーブの給油をし、

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レストランに入った。宗谷海峡を眺めながらでゆっくりと食事をした。そして到達の証拠に宗谷岬のステッカーを買い、愛車に貼り付ける。記念撮影、記念品の購入、食事と、やるべきことをすべて行い今日の宿泊地へと出発した。ここで盛岡で合流したタニカワ君とお別れである。盛岡からおよそ900km、一緒に走ってくれてありがとう。次は山で会おう!
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残ったメンバーはオホーツク海側を南下し始めた。少し丘陵地帯を進み、再び平坦な海岸線の道を進む。昔は線路が通っていたらしいが今はない。真っ青な海を左に見ながら、ひたすらペダルを漕いだ。途中エサヌカ線というお勧めルートがあるらしいのでそちらを試しに覗いてみた。確かにすばらしい。なにもいない牧草地を延々と進んだ。地平線が見えた。そしてこれから進んでいく一本道の先は蜃気楼で見えない。北海道らしさを十分に満喫した。
 この日はクッチャロ湖畔のキャンプ場に泊まり、湖に浮かぶ夕陽をしばらく見て、温泉に入り、食事を済ませて、寝袋に潜り込んだ。
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8/26☀ 127km
 距離を稼ごうと、夜明けとともに出発しようとしたが、寒さのために体が硬直状態だった。温かいものを食べて、全身の筋肉をプレヒートし、結局8時頃出発した。
 日が昇ると気温も上がり、爽やかな風に吹かれながら、牧草地を進んだ。ピンネシリ岳をぐるりと回り、音威子府にぬけた。音威子府と言えば、かつては宗谷本線とオホーツク海側の天北線との分岐駅であり、ずいぶんと賑わったようだが、天北線がない今は閑散としていて当時の面影はない。ここでは名物の音威子府そばを食べた。黒くて腰のあるそばがうまい!
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 音威子府から天塩川に沿って南下し、美深を通り名寄に至った。ありがたいことに北海道には低料金あるいは無料のキャンプ場が沢山ある。経済的にゆとりのない学生の貧乏旅行には大変ありがたいものである。この日も名寄の無料のキャンプ場に泊まった。無料とは思えないほど設備が充実していて、快適だった。
近くにいかにも北海道らしい駅があった。「日進駅」。小さな駅舎と板敷のプラットホームのみ。しかしこんなところでも列車は定刻どおりに来るのだ。「ゴォー」とディーゼルエンジンを吹かしながら一両編成の列車がやってきた。
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8/27☁ 82km
 名寄を後にし、名寄国道を南下した。天気もパッとせず、向かい風に逆らってグイグイ前進する。
 塩狩峠に到着。三浦綾子の小説「塩狩峠」の舞台となった場所でもある。国道からそれて少し行くとひっそりと塩狩駅あった。まるで時間が止まったような空間があった。レトロな駅舎があり、独特の雰囲気を作り上げていた。蒸気機関車がうなりながら上がって来そうな急勾配の線路が見える。しばらくするとディーゼルの列車がのろのろと坂を登ってきて、そのまま通過していった。何ともほのぼのとした光景である。
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 旭川に近づくにつれて雲行きが怪しくなり、ついにぽつぽつと雨が降ってきた。急いで買出し、温泉を済ませ、この日も旭川市内の無料キャンプ場に泊まった。キャンプ場には、なんと三重県から自走してきたというサイクリストに出会った。イトーさんと同郷ということで、地元トークが盛り上がった。

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