アフリカツーリング6

8月16日
 昨日買っておいたパンをかじり、出発しました。また何もない大地が現れた。この日は泊まる予定の町まで100km以上あるのでハイペースで進む。しかし、何もないところを自転車で移動しているのは私たちだけではないのです。タンザニア人も何もないところを自転車を使って移動しているのです。しかも良く見ると日本のママチャリではないか。おそらく放置自転車を大量に輸入しているのでしょう。元の持ち主はまさか自分の自転車がアフリカの大地で活躍しているとは夢にも思わないでしょう。でもこんなところでパンクでもしたらどうすんでしょう?よくみると結構の人ポンプと替えのチューブを持っていました。なるほど確かにそうでもしないと原野の真ん中で立ち往生してしまいます。
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 タンザニア人は意外にもおとなしい。私たち外国人が現れてもあまりワイワイ寄ってきません。子どもは「Mzungu!(外人!)」と叫んできますが。(先輩たちはパキスタンでは、行く先々で人に取り囲まれたようで…。)そして気付いたことは圧倒的に子どもの割合が多いということです。お年寄りはあまりいません。おそらくこの国の人口グラフは綺麗なピラミッド型になっているのでしょう。
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 昼時、中継地点と考えていた街につきました。さて昼飯を食おうと思ったのですか。キョロキョロしながら走っていたら街の外れに来てしまいました。地図上では結構大きな街に見えたのですが、実際は商店が2、3件あるくらいの小さな村でしかなかったのです。結局、昼飯を食うことはできず、持っていたパンとビスケットとコーラそして日本から持ってきた緊急用のブドウ糖で何とかパワーを充電しました。
 
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 ここから目指すマカンバコばで40kmちかくあります。ハンガーノック症状が訪れるのではないかと心配しましたが、案の定だめでした。マカンバコの町が遠くにみえた頃から緩やかな登りが始まり、それと同時に向かい風になり、とうとう坂の途中で力尽きてしまいました。とりあえず日の入りまでには街に着かなくてはならないので自転車を押すことにしました。
 街には日没ギリギリに着き、親切なタンザニア人に宿まで誘導してもらいました。宿にはレストランも付いておりなかなか快適。「喰うぞー」と一番高いメニューを注文してみましたが、いざ食べ始めると、マラリア予防薬のせいだか知りませんがなぜか食べられません。吐き気をもようしてしまいます。でも食べないと体力が低下してしまうので水で何とか流し込んで飲み込みました。
 マカンバコは風が強く寒い町でした。でも水シャワーしか出ず、これは拷問でした。震えながらベッドの上で寝袋にくるまり、毛布をかけて眠りました。
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続く

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