8月11日
今回はダルエスサラームからザンビアとの国境近くのムベアまで移動して、そこからタンザンハイウエイを通ってダルエスサラームまで戻ってくるルートを取ることにしました。ということで、朝一番でムベア行きの寝台特急の切符を取りに行ってきました。乗り込む列車は世界的に有名なタンザン鉄道。中国の援助で完成したらしく、駅舎などは共産主義的なモダニズム建築の様式で、何となく殺風景な駅でした。そもそも週3回しか旅客は扱っていないらしいので、列車が発着しない時間帯は閑散としているのです。チケットが取れるか心配でしたが、ハイシーズンにもかかわらず、一等寝台の切符が取れてしまいました。それから、いったん市内に戻って今度は買い出しを済ませ、トラベラーズチェックを換金したりして一日が終わってしまいました。列車が出発するのは明後日で一日空いてしまったので、ザンジバルを観光すべく、船のチケットも取リました。
市内を二人で歩っているとき、後ろから男が近付いてきました。そして足を引っ掛けてきました。スリです。ナガシマは小走りでその場から逃げようとしましたが、イトウ氏が二人の男に挟まれて、しかもポケットの中を探られています。追い払う間もなく奴らはどこかへ散って行きました。ほんの一瞬の出来事です。幸い盗まれたものはなく、危害も加えられずに済みました。この街では相手に隙を見せたら最後、奴らは照準を定めてきます。
その後は、ずっと警戒し、ビクビクしながら歩いてました。タクシーを使うというのも賢明だったかもしれません。
続く
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二人の男に挟まれてポケットの中身を探られて…
って、そりゃ強盗というのじゃないのかね?
アフリカ怖!