8月12日
ザンジバルに行ってきました。そもそもザンジバルってタンザニアだったんだ。今回の旅を計画をするまで知りませんでした。でも、タンザニアは連合共和国なのでザンジバルは高度の自治権を有しており、上陸には入国審査を受け、パスポートの提示が求められました。市内はまさに中東といった感じでした。細い路地が入り組んだストーンタウンは千夜一夜物語にでてきそうな風景です。ちょうど訪問した時はラマダン中でどこの飲食店もしまっていました。でも外国人観光客には食事を提供している店が多かったです。世界遺産ですし、観光客も多いし、商売をしないのはもったいないですしね。いろいろ探した揚句一番安く飯が食べれれそうな中華レストランに入りました。中華料理はどこに行ってもあるのですごいと思ってしまいます。スリランカの田舎に行ってもちゃんとChinese Fried Riceってのがありましたしね。味はともかくとりあえずお腹が一杯になりました。
市内にはかつての王宮が博物館として保存されています。19世紀後半に建てられた鉄骨製のもので当時は最新式だったのだろうなという感じを受けましたが、かなり傷んでいました。でも扉の装飾などは豪奢な作りで、当時のスルタンの権力を偲ばせます。床も大理石ですし、ここがかつて中間貿易で栄えたことを伝えてくれます。しかしそこには奴隷貿易という悲しい歴史も隠されているのです。しかし今はすっかり時代の流れに取り残された感じがあります。逆にそれによって昔ながらの町が残ったのかもしれません。そして今度はそれが観光資源として活用されています。世の中、何が大事で何がそうでないか、何が必要でそうでないのか本当にわからないものです。
帰りの船はかなり揺れて、ナガシマは胃の中が空っぽになるまで吐き続けました。そしてそのままホテルのベッドに倒れ込み寝てしまいました。一方イトウ氏は船の中で本を読んでいてもケロッとしていました。
入国審査
バオバブ
入り組んだ路地が網の目のように旧市街を走る
宮殿からの眺め
美しい彫刻
つづく
アフリカツーリング3
コメントをどうぞ