アフリカツーリング4

8月13日~14日
 予定通りに運行しないのが有名なタンザン鉄道。私たちももちろん駅で待たされることになりました。日本だったら乗客が怒り狂うだろうに。でもタンザニア人は黙って待ちます。駅員もあわてる様子もなく平然としています。午後1時50分発車予定の列車は1時間経っても動かず、2時間経っても動かず、我々はただひたすら駅のラウンジで時間を過ごしていました。そして予定時刻から5時間後の午後7時頃ようやく乗車が許可されました。しかし、乗り込むと「まだ牽引車が来てない」とか言われ、さらに待たされることに。しかも「(手荷物の)自転車料金を払え」とか車掌に言われ、ひと騒動がありました。何かといちいち疲れるアフリカの旅、この先が思いやられます。結局列車が動き出したのは時計の針が9時を回った頃でした。「ガチャガチャ」と連結部分が噛みあう音がしてゆっくりと進み始めました。しばらくすると列車は真っ暗な大地へと入っていきました。この日は食堂車で夕飯を食べ、すぐに寝ました。「カタン・コトン」という音とリズミカルな振動が眠気を誘います。
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 夜、原野の真ん中で停車しました。窓のから外を眺めると、星がヤバいくらいに見えました。星が降ってくるかのように。まさに銀河鉄道のようで、しばらく星空を眺めておりました。
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 気がつくと外は明るくなり、何もない原野を列車はつき進んでおりました。見渡す限りの原野、たまに現れる村々、そして賑やかな駅。「アフリカだなぁ」そう思いました。目的地のムベアは標高1700メートル近くにあります。鉄路も昼過ぎになると標高を上げ始め、山岳地帯を抜けて行きました。そして再び、何もない草原へと風景が変わり、そして地平線に夕日が沈み、再び闇が訪れました。結局ムベアに到着したのは午後11時頃。24時間以上列車に乗っていたことになります。でも退屈ではありませんでした。むしろリラックス出来た気がします。夜中に駅に降り立っても、駅から出るわけにもいかず、この日は駅で寝ることにしました。タンザニアでステビです。でも他のタンザニア人も、駅の待合室で大勢寝ています。荷物を一か所に固め寝袋にくるまりました。標高が高いせいか、少し寒かったです。
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つづく

アフリカツーリング4」への2件のフィードバック

  1. けんし

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    ぼくが乗ったときも数時間遅れて出発してたなぁ それがあたりまえなんだね アフリカ人は写真とられるのを 魂が抜けるっていってかなりいやがってたけどよく写真とれたね

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