アフリカツーリング5

8月15日
 午前6時くらいになると周りの人が動き始めました。我々も支度をし始める。そして、待合室は鍵をかけるというので強制的に外に出されてしまった。外へ出るとひんやりとした清々しさが漂っていました。カラッと晴れて雲ひとつない空がきもちいい。駅前は何もなく、禿げ山が前方に身構えていました。パッキングを解除していざ出発。ここからが我々にとって本番です。と、意気込みましたが、いきなり登りがはじまりました。
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「ゼェゼェ」あれ?なんかいつもと違うぞ?なんか息苦しい。そして足が重い。
 そう、ここは1700mの高地であることをわすれていました。鷹ノ巣と同じくらいの高さをサイクリングしていることになります。このキツサは空気の薄さによるものなのでしょうか。たまらず、近くの商店で一休みです。
 気を取り直して出発です。街を離れると一気に何もなくなりました。マジで何もない。ただ道が遠くの方まで続いています。すごいところへ来てしまった。この先の行程がちょっと不安になりました。ハイウェイでは大型トラックがものすごいスピードで我らの横をかすめて行きます。スピードが出ているのだから事故も当然はげしい。路肩には何やら黒い物体が…。よく見ると大破してバラバラになってしまったトレーラーでした。エンジン、シャフト、車輪、がそれぞれあらぬ方向に飛ばされていました。まさに木端微塵です。当然運転手は無くなったんだろうなと思うとちょっと怖くなしました。
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 タンザニアは乾季であるということで、大地はカラッカラに乾いていました。草木も緑を失い、小川はほぼすべて枯れていました。なんだか埃っぽくて、でも不思議と喉は乾かないのです。スリランカの時はいくら飲んでも飲み足りなかったのに、今回はそんなに水分を欲しません。そうは言っても脱水症状になったら大変なので、水を飲むのと、売店では必ずと言っていいほど、コーラを飲みました(炭酸はメチャクチャうまく感じた)。
 宿はチマーラという町に泊まりました。お目当ての宿に着くと、やる気ななそうなおじさんがやる気なさそうに出てきました。
「今日泊めてください」
「ウーン、今日はちょっと…」
「泊めてください、誰もいなさそうだし空いてるでしょ?」
「いやっ、今日はウーン。NO」
「NO!?なんで?」
「今日はやってないんだ。他にもあるから他に行ってくれ」
ということで次の宿へ。と、今度は中国人が貸し切っていて泊まれませんでした。最終的に町はずれの小さな宿に泊まりました。それでもベッドとトイレとシャワーがついていてなかなか快適でした。夕飯は街の食堂で食べて寝ました。サイクリング一日目はまあ順調、順調♪♪
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                             蚊帳に「From the People of Japan」の文字が!
続く

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