8月27日
朝食をバスターミナル前の屋台でとり、出発することにしました。ターミナル前はオンボロのバスがけたたましくエンジンを鳴らしながら執着点の町へ向けて次々と出発していきます。朝方は涼しく気持ちがよいですが、漕いでいるうちにだんだんと蒸し暑くなってきました。
ダルエスサラームに近づくにつれて人が増えてき、同時に治安の心配も増してきました。とうとうダルエスサラームまで200kmを切ってしまいました。
途中の小さな村で昼食を取ろうとしたとき、またもトラブル発生。ゲストハウスは無さそうで、うろうろしていると少年に小さな屋台を案内されました。なんとも怪しげな屋台で、何に漬けたのかは知りませんが、真っ赤になったチキンを揚げていました。唯一のメニューであるチキンとポテトを頼んだら相手は2300tzsを要求してきました。店の外の木陰に親切にテーブルと椅子を用意してくれたところまでは良かったのですが、ここでまたひと騒動です。今思うと妥当な値段だったような気もしますが、前日に今まで散々ボッタくられていたことに気づいてしまっていたので、何とかして値切ろうと必死になってしまいました。しかし相手もねばります。なかなか妥協点が見いだせません。値段交渉しているとだんだんと周りに人が集まってきてしまいました。ここで降参。この先の行程を考えると時間もないし、言い値で払いました。
キャカという町に泊まる予定でしたが、沿道の人に聞くとそんな町は存在しないとのこと。どうもキバハという町と勘違いしていたらしい。キバハはダルエスサラームから30kmくらいのところにあるわりかし大きい町です。立派なバスターミナルがあり、さまざまな行き先を示したダラダラ(ミニバス)、長距離バスがごった返しています。警官に勧められた、町で一番大きなゲストハウス、というよりはホテルに泊まりました。設備はしっかりしていましたが、愛想が全くない。イリンガでもそうでしたが、フロントのスタッフは投げやりな感じで、なんだかうんざりしてしまいました。でも安全は確保されているので精神的にはだいぶ落ち着ける宿でした。レストランはありましたが、これもまたやっているんだかいないんだか…。チキンしかないいわれ、その唯一のメニューをいただきました。
オブジェ?
結構豪華!
続く
アフリカツーリング16
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