アフリカツーリング19

8月29日
 いよいよ出発の日。たくさんの思い出を背負って日本にむけて出国します。あー、和食喰いてー。たった三週間なのに、なんだか日本が恋しくなってしまいました。と、ここで安心できないのがアフリカ。最後の最後でトラブル発生。
 
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 空港までタクシーで移動。ここまでは順調でした。運航スケジュールを見る。
「えーと、カタール航空は……」
「あった」 o(^▽^)o
「よし、これで出国できる!」
 そしてチェックインの時、荷物の重さを量ってみると、なんと10kgオーバー。そんなに土産物を買い込んだつもりではなかったのですが大幅にオーバーしていたのです。イトウ氏も5kg以上オーバー。でも成田ではプラス5kgまでサービスしてくれたし、超過料金をすこし払えば許してもらえるだろうと考えいたのですが、ナガシマの超過料金はなんと250ドル。イトウ氏も150ドル。きっちり取られてしまいました。ここで問題となったのは支払いが米ドル現金のみとのこと。
「そんなに現金もってないよぉ~」
 いやドル札少しとトラベラーズチェックは持っていたですが、空港内では両替できる銀行はないらしい。さて困った。すぐにイトウ氏のクレジットカードのキャッシング枠のことを思い出しました。ATMでタンザニアシリングを引き出し、ドルに両替する作戦。すぐにATMにカードを挿入し、現金の引き出しにかかりました。
 しかし!ここで第二のトラブル発生。ATMの操作でもたついていたら、「取引時間の制限時間オーバー」みたいな表示が現れ、クレジットカードが機械に回収されてしまいました。どうやら、機械の防犯機能が作動してしまったらしい。必死で機械のボタンを連打するイトウ氏……。しかし無情にも突き返される。とにかく銀行の人に頼んで取り出してもらわなくは。ここの時点で出発まであと一時間を切っていました。さすがに焦りが出始めました。
 しかし!運の悪いことにこの日は日曜日でした。銀行の人は明日しか来れないといわれ、クレジットカードは諦めるしかなくなりました。さーて、どうしよう。いまさらダルエスサラーム市内に戻ってトラベラーズチェックを両替する時間はない。
 よし、有り金全部出して何とか乗せてもらおう。そう腹を決めて、チェックインカウンターに向かいました。
 しかし!ここで第三のトラブル発生!なんと頼みの綱の最後の手持ちのドル札が旧札だったのです。日本で確認しておくべきだった……。当然航空会社としても受け取れないとのこと。今度こそマジでヤバい!出発まであと20分しかない!カウンターの人は相手にしてくれなかったので、マネージャーらしき人にすがりついて頼みこみました。すると特別にディスカウントをしてくれました。
 
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 最後のドタバタの末、何とか出国できました。飛行機の座席に座った時は、もー何というか、気が抜けたというか、燃え尽きた感じがしました。
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 そして、ついに30時間の移動の後に成田に到着。ロビーでお茶漬けを食べた時には涙が出そうでした。そして旅が終わったことを実感しました。まず思ったことは、やはりアフリカは格段にレベルが違うといこと。海外旅行では上級の部類に入るのではないでしょうか。スリランカの時とは疲労の度合いが全然違うのです。もう、神経がズタズタになった気がしまいました。
 しかし、タンザニアを選んだことは後悔していません。むしろエクサイティングな旅ができて十分楽しめました。大変だった分、得るものも大きかったと思います。そして、アフリカをツーリングしたことによって(たったの3週間ですが。すみません)、自分の中の、何というか、物事に対する許容の範囲?というものが大幅に広がった気がしました。そして、それによって少しだけ自信がつきました。
 きっと後で思い起こすと、すっごい懐かしく感じるんだろうな。(終)
 この3日後、イトウ、ナガシマはWFRの仲間と共に北海道へ向けて再び旅立ちました。今度は国内ツーリング!(そちらの詳細はハシモト、タニが書いてくれていますので、どうぞお楽しみください)
おまけ

アフリカツーリング19」への3件のフィードバック

  1. はしもt

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    いやほんとにお疲れ様でしたー。
    来春ツーリングが楽しみです~

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  2. itto

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    いやー、なんか思い出すだけで感慨深い 非日常が日常になってしまってた
    ホテル・ルワンダとダーウィンの悪夢は絶対見た方がいいよ

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