在台灣自行車旅行_第五回

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肌が一瞬の内に黒く焼けた走行一日目を終えた一行は二日目の目的地を50km程先の高雄に設定する。高雄にて待ち受けるは屋台が所狭しと連ねる夜市、随一の観光名所である高層ビルディング、何不自由ない大都会。もちろん今宵もホテル泊り。頑として先頭を走らない橋本を連れて一行は枋寮を出発する。
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潮州[Cháozhōu]
潮州鎮(ちょうしゅうちん)は台湾屏東県中央、屏東平原の上に位置する鎮。記録によると1724年、清の広東省潮州府の住民が新しい土地を開拓するために東方のこの地に渡り、「潮庄」と名づけた。2011年2月28日WFR一行は枋寮にてサイクリストから潮州焼冷氷を食すよう勧められこの地を訪れる。比較的小規模な街なれど、画像左上にもある道が幾重にもわかれるロータリーのお陰か街の中心では楽勝で迷うことができる。
冷熱氷[lěngrèbīng]
かき氷に黒蜜?をかけた台湾デザート。氷の中には小豆、ピーナッツ、白玉ぜんざい、タロ芋?等が入れられている。具材は事前に熱せられているため、氷の冷たさと共に食すことで熱冷の面白い食感が楽しめる。店内にて「混ぜるの禁止」と大きく注意書きがされているのにも拘らず、橋本は具材と氷を混ぜ完全なスープ状態にした。スープ状態になるとただの温い豆入り蜜と化すのであまり美味しくない。正しい食べ方は画像右下。三人前105元。
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高雄[gāoxióng]
台湾第二の都市。台湾ツーリング5日目にして到達したいわば今ツーリングにおける折り返し地点。その道程は決して難しいものではなく、一日目にて検疫センターで尋問されたり三日目にして鉄道による200kmショートカットを行うなどのバラエティーに富んだものであった。写真は花火の撮影用の場所取りをされていた女性に撮影を依頼したもの。潮風が気持ちいい大都市である。
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新源ホテル[xīnyuán-hotel]
高雄市街中心部に位置する格安ホテル。シングル500元という破格の宿泊に加え、日本語が少し通じる支配人夫妻の親切丁寧な対応によって高雄市内を心ゆくまで満喫できる。ホテル前にある自助贅館(セルフサービスの食事処)では100元前後という価格でお腹いっぱいになれる。さすが高雄飯がうまい。
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高雄85ビル[gāoxióng85dàlóu]
高雄市内で最も高い高層ビル。高さは378m。世界では16番目らしい。高雄といったらこれでしょ、その場の発想で訪れた。チャリがあるため地下鉄を使わずともアクセスできる。自転車ツーリングの強みはこれくらいのものだろう。150元の料金を支払い専用エレベータで最上階付近まで向かうのだが、上昇中のエレベータ内の演出がなかなか心くすぐられる。肝心の景観はというと港も含めて中々見応えがあるのだが、窓ガラスが明らかに掃除されておらず折角の景観も文字通りくすんでしまっている。実に勿体無い。
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高雄では使わなくなった鉄道線路をサイクリングロードにするなどしている。
画像左は線路をみると心胸踊ってしまうTK。
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ひと通り観光してお洗濯。
台湾はこういうところが素敵。
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六合国際観光夜市[liùhéguójìguànguāngyèshì]
戦後のアメリカ統制下においてパブや劇場に人々が集まっていきできていったのが現在の夜市であるらしい。スーパーマリオ3に正方形スイカ、トルコアイスにサブカルグッズ屋となんでもござれ。当然おいしいご飯を求めてきたので色々見てまわるのだが、どうにも決まらない。ちなみに自転車は通行不可。画像右はトルコアイスを購入するTK。トルコアイスパフォーマンスに中々のキレが見受けられる。
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夜市にて入ったご飯屋さん。流暢な日本語単語を駆使するおばちゃんの巧みな客引きで店内へ。画像のとおり豪盛な海鮮料理コースを平らげ三人合わせて3000元。めちゃくちゃうまかったので値段は気にならず。いやホント旨かったですよ。台湾で一番旨かった。高雄夜市の目玉である海鮮粥は食べなかったけど。
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高雄の地下鉄。赤線とオレンジ線とでわかれてる。夜市は二路線が通る唯一の駅の近くで行われているのでこの辺も考慮されて路線がひかれたのだろうか。酒も入っていまにも寝そうな状態ではあるがせっかくの高雄ということで男三人で花火をみにいくことに。日本と乗り方が全然違って新鮮。高雄の地下鉄では切符がわりにトークンが配布されている。トークンをタッチし乗りトークンを投入し改札からでる。アジア各国で乗車券の扱い方が違ってるのは面白い。
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男三人高雄の夜。(ちなみに花火は既に終わってました)
とりあえず台湾ツーリングで一番楽しい日でしたよ。
何事も中間地点が充実するもんなのですかねぇ。。。ここから徐々に三人に魔の手が伸びるのでした。
つづく。

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