七つ跳ねてきた!

ひがしです。
今回は噂の七跳山です。
どこで噂になってるんだよという突っ込みを入れたくなるほど地味な山ですが。
奥多摩の奥の長沢背稜にあります。
旺文社の山と高原地図「奥多摩」を開くと端っこに載ってます。
(ステマじゃないけどみんな山行くならこれくらいは買おう)
奥多摩の奥。
つまり多摩から見れば奥奥多摩くらいの位置にある、地味な山です。
分かりづらいですね。分かりやすく言うと埼玉との県境の山。
事の発端は
ひがし「僕3年のくせに恥ずかしながら川苔アカグナ行ったことないんで行きたいです。」
クラヤさん「アカグナだけだと短いからね、できる限り延ばそう。」
ということで延ばしに延ばして七跳山に決定。
まあ標高も1600チョイだし、舗装路長めで結構標高稼げそうだから鷹ノ巣+αくらいでいけるんでねーの?
これが甘かった…

11月30日
ホリ快1号より1本早い電車で奥多摩に。
その電車って言ったのにさらに1本早い電車で来ていて入念に準備体操をしているクラヤさん。
「舗装路長いからねー、それに登り返しのオンパレードだろうから体力温存しないと」
そういいながらフレームにザックを括りつけるクラヤさん。
えっ、そこまでなの?とちょい恐怖。
今回は珍しく詳細にレポート。

9:10 東京最西端のコンビニで食糧調達してスタート
日原方面へ漕ぎ始める。舗装路は13kmほど。
奥多摩湖方面のバイク地獄と違って雰囲気良い道が続く。
あっという間にクラヤさんが見えなくなる。
ま、先は長いし良いかな、と思ってマイペースで漕いで行く。(そんなこと思うな)
鍾乳洞が近くなると岩岩した地形に変わって圧巻。
長いトンネル登りが地味に辛い。

10:00 待っててもらったクラヤさんと合流して日原鍾乳洞に到着。
東日本大震災の影響で落石のため通行禁止!
だったんだけど工事のおっさんに話したら通してもらえた。
鍾乳洞付近の人が多い所だけ落石しないように補強と掘削してるみたい。
「この先いってもなんもねぇぞ~?」
と言われたけれどこの先に行かねばならんのです。
ここからはダートが6kmほど。
そんなに傾斜もきつくなく序盤はハイペースで登り、後半はバテて置いていかれる。もはや恒例。
しかしどんどん山深くなって景色のいい気持のいい林道でした。
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開けたところで終了。長かったけどここまではまあ余裕。
標高1000mほど。長いくせになだらかであんまり稼げないのね。
ここから鷹ノ巣をはじめとする奥多摩の山々が見渡せる。
ただ、もちろん何もないし人気も全くなくただただ開けてるのでなんか不気味。

11:00 所見では絶対気がつかないような細い梯子が登山道、七跳尾根の入り口。
地図見ると等高線ぶったぎりまくっていて、なんやねんこれって感じ。
急登に沿って延々つづら折れ。つづらつづら。
ひと息つく暇もないったらありゃしない。
しかも全然人が入ってなくて道もイマイチ不明瞭。
山頂に近付くにつれ景色も開けて秘境感が増す。

12:30 九十九回近く曲がってようやく山頂(付近)
ここまではね、鷹ノ巣と同じくらいの疲労感。まだまだイケる。
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到達したら七跳尾根方向は通行禁止となっている、まあそんなことつゆ知らず登ってきたわけですが…
どおりで登山道も荒れているわけだ。
山頂には長沢背稜の稜線から10分ほどで行けるらしいが何もないらしいのでスルー。
ここから楽しい下り。
三ツドッケ付近まではクロカンコース。
下りは寒くて体動かない、漕いで登り返しで体力消耗。
DOKKE in ドッケをしたかったそうだがここも捲いてスルー
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この捲き道も降りる連続でなにかと疲れる。
自転車の乗り降りの動作って意外と疲労するのかね。

13:00 一杯水避難小屋でランチタイム。
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跳んだ写真を撮ろうとしたが何度も撮影に失敗して普通に撮影。
今回は初めて行くルートなのでGPSのログを取っていたが、山奥すぎるのもあってか電池の残量がどんどん無くなっている。
最後まで記録を残すためにさっさとスタート。
話題の一杯水は完全に枯れていました。
ここから仙元峠までもクロカンコース。
なんだか疲労が溜まってきてしんどくなってきましたよ?
蕎麦粒山も捲き道を選択。
が、捲き終えたところで標識に違和感。
東に向かって蕎麦粒を捲いたはずなのに、この先目指す踊平と蕎麦粒山頂が同じ方向になっている。
なんだかよくわからない。
山地図や電子国土を駆使して理解。
最後だけ北向きになっているのね。
ただ、ここで迷うほどの時間と体力はないと判断し、
捲いた蕎麦粒山頂を目指して担ぎあげ。
山頂を捲いてさらに折り返して山頂を目指すという二度おいしい山でした。

14:15 蕎麦粒山頂からか乗れないこともない急斜面。
遠くにはこれから登り返すであろう川苔山が広がっている!
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プチ絶望。
ようやくあらわれたまともな下りで楽しい。
疲労のせいか何もないところでこける。
しっかり激写される。
日向沢ノ峰まで担ぎして
何度か担ぎして
何度か激下りして
何度か担ぎして
何度か絶景に遭遇して
何度か登り返して
何度か倒木を乗り越えて
何度かこけて
時間と戦いながら
いろんな山を駆け抜けた。
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書くのがめんどくさい、というか、長すぎて忘れてしまった。
なんか色々あった気がする。
踊平から先は楽しかったかな。
これまでが辛すぎてアカグナが異様に楽しく感じてしまうという噂に違わぬ楽しさ。
普通に川苔アカグナ行けばいいじゃん!って突っ込みはなしにして。
そんなかんな日没ぎりぎりの16:30に川井に到着。
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久々の達成感。

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今回の工程。奇跡的に電池が持って最後まで記録できた。
全40km強のうちの半分以上、23km5時間も山の中にいたんだからなかなかハード。
いつもの奥多摩鷹ノ巣周回と比べると長さがよくわかる。。。
時間も雲取行ったときと変わらないらしいし、こっちは乗れない分辛く感じるとか。
でも半年に一回くらいの割合でハードにチャレンジしたいですね。


さて今回の動画。2時間以上撮ったものをたったの7分に纏めるという超いいとこどり。
なんかとっても楽しそうに見えてきた。というか楽しかったかな。

もとはと言えば過去にヒロさん0024さんが楽しそうな記事を書いていてほいほい釣られたんだけど、、、
↓↓↓↓↓↓
ななななな
なんだかんだ…
超楽しかったぜ!

七つ跳ねてきた!」への8件のフィードバック

  1. Hiro

    おれ、全然覚えてないけど、たしか楽しかった気もする(笑)
    奥多摩の奥は結構いいとこあるよね~
    もうじきスノーライドの季節かな?

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  2. ひがし

    久々に翌日動けないほどの筋肉痛になってそれもまた楽しかったですね!
    スノーライドの前に中途半端な雪解けのぐちゃドロライドがやってきます。。。

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  3. ひがし

    というかあの忌まわしき蕎麦粒さえなければとても良いコースのような気がしてきた…

    返信
    1. けんし

      うん、蕎麦粒近辺はとてもはまりだけど、それ以外は許容範囲。いちど、蕨山に結んでみたいな

      返信
      1. 匿名

        行きたい尾根がありすぎるなあ
        ヨコスズはむかしいったよ、けど、コスパわるかった。車ならあり

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